一般的な歯科治療について
歯科治療と言うとまず思い浮かぶは虫歯の治療だと思いますが、歯の治療には
1.悪い原因を除去する治療
2.失ってしまった歯を修理して噛めるようにする治療
3.今後悪くならようにする予防治療
の3つがあります。
検査をして病気の状態を把握し、治療方針を決めてから治療がスタートします。
1.悪い原因を除去する治療
◆虫歯治療
虫歯は、虫歯菌が口の中に感染している人がなる病気で、感染症です。虫歯を治療することも大切ですが、今後虫歯にならないように対策することが一番大切です。
虫歯は虫歯菌に感染した所を削って詰め物をして元の形に戻しますが、健康な歯と比べるともろくなってしまいます。歯がもろくなると虫歯になりやすくなったり歯が割れるリスクが高くなります。
◆神経治療
虫歯が進行すると歯の神経にも侵入します。
菌が神経に侵入した場合には神経を取らなければなりませんが、神経を取ると
①歯が折れやすくなる
②痛みで知らせてもらえない
③歯が変色する
と言った問題があります。
◆歯周病治療
歯周病の原因は、歯に付着した細菌の塊である『歯垢』であり、歯垢を取り除かなければ、歯周病の進行を食い止めることは出来ません。ご自分で行うブラッシングと歯医者で行う歯垢や歯石除去のセットで治療します。
◆抜歯治療
虫歯もしくは歯周病の進行が末期な場合は、歯を抜かなければなりません。
抜いた後に適切な処置をしないと歯が移動してしまいます。
2.失った歯を噛めるようにする治療
◆歯冠修復治療
◇直接プラスチックの詰め物をする
⇒虫歯の範囲が小さければレジン充填できれいに治せます。
◇型取りをして作った詰め物を詰める・型取りして作った被せ物をかぶせる
⇒虫歯の範囲が大きくなると型を取って詰めたり被せたりする治療が必要になります。
◇神経を取った後の土台
⇒虫歯がかなり大きく、歯の根以外がほとんどなくなってしまった場合、被せ物をするための土台を作ります。